【銭湯があるから大丈夫?】「風呂なしアパート」に住む若者たち

■銭湯があるから大丈夫? 〜「風呂なしアパート」に住む若者たち

 

前回は、日本の伝統ある公衆浴場「銭湯」について紹介しました。

 

若者たちの間でじわじわと銭湯人気が広がる中で、実はもうひとつ、興味深い動きが起きています。「風呂なしアパート」にあえて住もうとする人が増えているのです。

 

少し前まで、若い人が一人暮らしをしようとアパートやマンションの部屋探しをする際に、「風呂のない物件」は基本的に避けられていたものでした。多くの人にとっては、「家に風呂がないなんて不便すぎる!」という感覚が当たり前だったのです。

 

とは言え、都市部ではアパートやマンションの家賃も高額になります。特に東京の都心部では、ちゃんと風呂がついているワンルームの場合、家賃が10万円近くになることも。

 

そんな場所に住むのは、お金のない若者には厳しい……。「通学や通勤に時間がかかることは覚悟して郊外に住む」という人も多いのが現状です。

 

しかし最近では、あえて「風呂なし物件」に住む人も増えているそうです。古いアパートなどでは、風呂がない物件もまだまだ残っています。そうした物件の最大のメリットは「家賃が安い」こと。東京23区内でも、家賃2万円台で住めるようなアパートがたくさんあります。

こうした物件が注目されるのには、前回紹介した銭湯ブームの影響もあるようです。「近くに銭湯があれば、家に風呂がなくてもいい」という考え方ですね。確かに、日々銭湯を利用するのなら家風呂にこだわる必要はないのかもしれません。

 

家賃の安い部屋に住んで通学や通勤の時間を短縮し、銭湯で癒やしの時間を過ごす

 

そんな風に合理的な考え方をする人も、今の日本には増えているのです。新しい友人ができたら、「どんな部屋に暮らしているか」聞いてみるのも面白いのでは?